古い木彫の大黒天像です。 江戸時代は充分あると思います。 寄木作りで出来ており、像と台座は分かれる様になっています。 木目が見える箇所を見ますと木目の具合など、古い能面と同じく中々厳選された良い木が上手く使われている様です。 おそらく仏師の手になる物と思います。 大黒天像は鎌倉時代や室町時代の物など寺院に祀られたかなり古い物もある様ですが此方は様式から見てそこまで古くは無い様です。ただ全体の雰囲気などからやはり寺院に祀られた像と思われます。 大きさは、全体の高さ:約48cm.像高:約33cm..台座底辺(最長):約20cm程 素人採寸の為誤差があります。凡その目安とお考えください。 状態は経年なりに胡粉や彩色の剥離、擦り疵、アタリ.欠け疵ヒビ割れ、寄木箇所に隙間、虫喰い等傷みが随所にあります。(写真参照ください) 大黒天像もこれくらい時代があって彫りが良いと中々大黒様のイメージが割と見かけるそれとは違った感じになります。 御利益の程はまだ入手してより３年未満で我が家では特にこれといって実感としてありませんが中々ありがたい感じがどことなく致します。特に災難も今のところなさそうです。 他にも木工品など色々と出品させていただいております。 宜しかったらご覧下さい。 お好き方おられましたら宜しくお願い致します。